報告  2017年7月23日  報告者(本田)

山 行 期 間

2017年7月12日〜15日      

山 域・山 名

黒部五郎岳、薬師岳縦走

リーダー

本田

参  加  者

3名

コース タイム

12:新穂高温泉登山口9:00−10:10わさび平10:20−14:30鏡平山荘泊
13:山荘6:45−7:40弓折岳7:50−9:05双六小屋9:30−10:35双六岳10:50−12:00三俣蓮華岳12:20−14:30黒部五郎小舎泊
14:小舎4:00−7:30黒部五郎岳7:50−11:45北ノ俣岳12:00−13:45太郎平小屋14:00−15:00 ケルン−16:45薬師岳山荘泊
15:山荘7:15−8:05薬師岳8:10−8:40山荘9:00−10:15太郎平小屋10:20−10:55五光岩11:05−12:00三角点12:10−13:15折立

1日目:4:00北本市役所出発。高速が順調で予定よりも早く新穂高温泉登山口に到着。車の回送を依頼した業者が来るまで車で仮眠。   9:00出発、天候はガスが上がり傾向にあり風が心地よい。林道をひたすらわさび平まで歩きそこで一服、山荘脇の蛇口から飲む水の冷たくてうまいこと。10:20いよいよ山道へ、入って間もなく雪渓の状態が悪く川沿いの迂回ルートへ、やはり予想通り残雪が多い。そんな中、雪解け間近にしか見られない絹笠草の群生にホッと一息。途中ガイドとして下見に来たという男性に黒ユリも沢山咲いているよとの言葉に皆本当!!鏡平分岐を過ぎたころから雨脚が強くなり雨具を着用、鏡池が霧雨の中で向こうの山の姿をうっすらと映していた。14:30鏡平山荘着。宿泊者は我々含め8名だけ。夕食をしている頃になるとガスが上がり始め槍ヶ岳の穂先が見え始めカメラマンは忙しくパチパチ。

2日目:6:45ガスがかかっていて視界は良くないが予報ではまずまずとのことで出発。弓折岳までの1時間は歩き初めでもありきつい。途中、雷鳥の親子に出会い感激、黒ユリの花も群生して咲いていて今の季節だからのお土産をゲット。稜線に出ると北アルプスに来たという視界が目に入り爽やかな風が心地よい。双六小屋の先には鷲羽岳が雄大な姿で待ち構えていた。双六小屋で黒部五郎小舎までのルートの状況を確認、巻道ルートは雪渓の状態が悪く通行止め、中道ルートから途中春道を経由して10:35双六岳へ。いくつかの雪渓を小枝や木々にテープで巻いた目印を頼りに12:00三俣蓮華岳へ。視界はまあまだが360度見渡せてここまで来たという思いを感じた。ガスりながらも左端から黒部五郎岳、そこから右に明日歩く稜線がずーっと続き右端に目指す薬師岳がはるか遠くに見える。後ろには抜戸岳から笠が岳への稜線が雲に届きそうにこれまた遠くに見える。14:30黒部五郎小舎に到着。我々3名だけの貸し切りとなった。

3日目:人工の光と間違えるほどの明るさで輝く明けの明星を見ながら4:00出発。五郎岳へのルートも雪渓のカールコースは通行禁止、稜線コースを沢つたいの石のごろごろした歩きにくい所を抜けると快晴の中まさに360度山々。後方に笠が岳、これから登る五郎岳が朝日に赤く萌えて見え、はるか遠くに剣岳と思われる峻険な山を見ながらの雪渓の登りは夏山の醍醐味だ。見えているのになかなか届かない山、五郎岳。頂上付近は岩のゴロゴロした何とも登りにくいところを目印を頼りに7:30ようやく到着。槍ヶ岳も遥か遠くに矛先を天に突き刺そうとして見える。五郎岳の裏側の下りは小石のゴロゴロした急な斜面を思い切って下る。中俣乗越の辺りの雪渓でルートを見失い30分程の時間のロスと体力の消耗を強いられた。11:45北ノ俣岳到着。このころからリーダーの体調不良で2時間近く予定よりも遅れる。太郎平小屋13:45着。2時間20分予定よりも遅れる。先をどうするか考え翌日の行程を当初の五色が原山荘までをスゴ乗越小屋までとし、予備日を1日使うことで先へ進む。休み休みケルン15:00通過、やっとの思いで16:45、予定よりも3時間遅れで薬師岳山荘着。

4日目:翌朝、薬師岳から先のルートがはっきりしないとの情報や、翌日以降の天候の情報を考慮、また食事のとれないリーダーの体調不良を考え、メンバーで話し合い先へ進めることを断念、薬師岳をピストンして下山することに決定。
7:15薬師岳に向け空身で出発。この日も素晴らしい天気で日本海や雲の上に顔を出している槍ヶ岳を見ながら薬師岳8:05着。先へ進めない無念を思いに下山、山荘8:40着、折立に向け9:00下山の途へ。昨日あれだけ苦労して登ったコースを太郎平小屋まで1時間5分で下る。太郎平小屋の付近では昨日まで数人程度の行き交う人たちだったのに、なんと老若男女の人だかりで溢れていた。五光岩10:55、三角点12:00。この間、登って来るわ来るわ。軽装の小屋掛けのメンバーからテント泊の大きなザックを背負った団体や、きょうのテント場も小屋もごった返して大変だろうなと、宿泊者がたった3人だけの黒部五郎岳山荘は実に贅沢な1泊だった。13:15折立バス停着。やっと生きて無事帰ってこられたと痛感した。バスで有峰駅まで行き、運よく立山行きの電車に飛び乗り、立山駅15:00発のケーブルに間に合い、最終乗り継ぎで扇沢までたどり着き、深夜無事北本市役所まで帰って来ることが出来た。

今回いくつかの幸運に恵まれたような感じがする。
1つ目は、12日早かったことで静かな山行が出来た。
2つ目は、時期が少し早かったことで今までにない北アルプスの植物に巡り合えた。
3つ目は、推測だが後に4日目以降の天候を耳にする限り、先に進んでいたら視界も悪くルートもわからず強雨にさらされてどうなっていただろうかと考えると、リーダーの体調不良のお陰で途中下山して良かったのかと。
4つ目は、有峰駅でうろうろしている時に電車が両ホームに入ってきてとっさに飛び乗った方が立山駅行きで、それが最終の立山駅発のケーブルに接続し扇沢までの乗り継ぎで辿り着けたことだ。

個人的反省として連泊縦走ということで非常時装備が慎重になり重量化してしまった。北アルプスの稜線は日差しは強いが風が涼しくお腹を冷やして体調不良に繋がる対応が不十分だった。